2012年4月30日月曜日

楽工社|出版物 『今この世界を生きているあなたのためのサイエンス T』


 

目次
はじめに 3

●第一講 テロリズム 
1 九・一一事件──何が起きたのか? 
*ビル崩壊の主原因は飛行機衝突ではなかった 
*崩壊の主原因はジェット燃料から放出された高エネルギーと高熱 
*大爆発は起こらなかった。
  起きたのは、高熱による物体の不安定化と鉄骨の湾曲 

2 テロリストと核兵器 
*テロリストが小型核兵器を一から設計・製造できるとは
  考えられない 
*高純度のウランかプルトニウムを入手しても、
  優秀な技術者がいなければ製造は不可能 
*北朝鮮の原爆実験は失敗だった。 
  設計の二〇分の一以下の不完全爆発 
*小型核兵器によるテロが行われても、
  九・一一事件を大きく上回る被害にはならない 
*大型核兵器の製造はテロリストレベルでは不可能 
*核兵器が盗まれ密売された場合の危険性 
*放射能汚染爆弾によるテロは比較的容易。
  大きな被害にはなりにくい 
*放射能汚染爆弾については、過剰反応が危険 
*真の脅威──ならず者国家による核兵器開発 

3 バイオ・テロ 
*天然痘テロ──きわめて危険。
  実行されれば最大の犠牲者は発展途上国の人々に 
*炭疽菌テロ──手紙一通に
  推定二〇〇〇万人分の致死量の菌が入っていた 
*炭疽菌テロ──数億人分の致死量の菌がまかれたが、
  死者は五人だった。なぜか? 
*炭疽菌テロの真相──いくつかのシナリオ 
*バイオ兵器は核兵器より入手・製造しやすく使い方も容易 


アポロ8号ミッションの終わりには、時のですか?

●第二講 エネルギー問題
4 エネルギー問題の知られざる真実@ 
*石油の最大のメリットは、エネルギー量の大きさ 
*ガソリンと食物のエネルギー量比較 
*ガソリンと代替エネルギーのエネルギー量比較。
  もっとも有望なのはブタノール 
*ガソリンとその他エネルギーとのエネルギー量比較 

5 エネルギー問題の知られざる真実A 
*エネルギーの「量」と並ぶ重要ポイントは、
  それが一定時間内にこなせる仕事量(仕事率) 
*馬一頭の仕事率=一馬力=一キロワット(一〇〇〇ワット) 
*アメリカの総発電量は四五〇〇億ワット。
  一〇億ワットの大型発電所が四五〇基必要 
*石油に代わるエネルギーを考えるなら、まず現状の
  エネルギー「用途」とエネルギー「源」を知る必要がある 
*「脱石油」実現の最大の課題は、
  代替エネルギーのコストを石炭以下に抑えること 

6 太陽エネルギー 
*誤解の多い太陽エネルギーに関する基本的事実 
*ソーラーカーの実用化は未来永劫ありえない 
*家庭用太陽電池普及のカギは、コスト低減と電池の長寿命化 
*太陽電池利用型発電所の成否のカギは、
  電池のコスト減と特殊材料の確保 
*太陽熱利用型発電所の成否のカギも、やはりコスト減 

7 石油の終焉? 
*「もうじき石油が枯渇する」は本当か? 
*石炭から石油をつくる「フィッシャー・トロプシュ法」を使えば、
  石油は数百〜一〇〇〇年以上もつ 


入場料は自然史NYCの美術館は無料です

●第三講 原子力 
8 放射線の基礎知識 
*放射線量二〇〇レムの被爆で病気に。
  三〇〇レムなら死亡確率五〇パーセント 
*ふまえておくべき「閾値効果」 
*放射線を不必要に恐れるべきではない。
  低レベルの放射線は自然環境の一部 
*放射線とガン──ガンと放射線には
  どの程度関連があるのか? 
*チェルノブイリ原発事故──住民三万人が平均四五レムを被爆。
  事故による住民のガン死は約五〇〇人 
*住民を避難させたのは正しい選択だったのか? 
*事故によるガン死は推定総計四〇〇〇人。住民にとって
  より深刻な、ストレス・喫煙・飲酒によるガンと心臓病死 

9 放射性物質の基礎知識 
*原子核の爆発により放射線が放出され、
  放射性物質の「放射性」が「崩壊」していく 
*放射性物質が元のレベルの半分になるまでの時間を
  「半減期」という 
*半減期が一回過ぎれば放射性物質の危険性は二分の一に、
  一〇回過ぎれば一〇〇〇分の一になる 
*原発事故の際にもっとも危険なのは、
  半減期が中間の長さの放射性物質 
*さまざまな放射性物質と
  半減期の長短に由来する危険性/利便性 
*放射線で人間が突然変異するとか、チェルノブイリでは
  先天性欠損症が多く見られるという説は、本当なのか? 


あなたは、トラを助けるために何を行うことができます

10 核兵器を知る@
*核兵器の三タイプ──ウラン爆弾、プルトニウム爆弾、水素爆弾 
*爆発のカギは「核連鎖反応」──
  高エネルギーを出す核分裂の連鎖──を起こせるかどうか 
*原子爆弾の誕生──第二次大戦とマンハッタン計画 
*アメリカの原爆製造成功のカギは
  「臨界質量」を少なくする方法を考案できたこと 
*ウラン型(広島型)核爆弾──
  構造は単純。比較的簡単につくれる 
*ウラン型(広島型)核爆弾──
  難しいのは高純度のウラン235の精製・入手 
*ウラン濃縮の二つの方法 
*最新のウラン濃縮法「遠心分離法」。
  パキスタンから北朝鮮などに供与されたのがこの技術 

11 核兵器を知るA
*プルトニウム型(長崎型)核爆弾──
  プルトニウムの抽出・入手は比較的簡単 
*プルトニウム型(長崎型)核爆弾──
  設計は困難。北朝鮮の実験失敗も不純物による「早すぎる爆発」 
*「早すぎる爆発」の解決策「爆縮」には、
  著しく高度な技術が必要 
*「爆縮」を成功させられるのは国家レベルの組織。
  テログループでは無理 
*水素爆弾──「二段階の爆発」で核融合を起こす爆弾 
*水素爆弾の設計を可能にした二つの機密技術 
*水素爆弾の放射性降下物と爆風はきわめて危険 
*史上最大の爆弾──ソ連の水爆 
*実は爆弾は小さいほうが破壊力が大きい 


12 原子力@ 
*感情論に陥らないために事実の理解が必要 
*核爆弾は核連鎖反応を「一気に」起こす
  原子炉は核連鎖反応を「持続的に」起こす 
*核爆弾には高純度(核兵器級)の核燃料が必要
  原子炉は低純度(原子炉級)の核燃料でよい 
*多くの人が原子炉は「原爆のように爆発しうる」と考えているが
  それはありえない 
*原子炉が「ダイナマイトのように爆発する」ことはありうる。
  チェルノブイリで起きたのがそれである 
*原子炉内では、ウラン→ネプツニウム→プルトニウム
  という変換が行われつづける 
*「再処理」とは、廃棄物からプルトニウムを抽出すること。
  北朝鮮が事前同意に違反して行っているのがこれ 
*高速増殖炉──「原爆のように爆発しうる」タイプの原子炉 

13 原子力A 
*「チャイナ・シンドローム」という仮説──
  冷却材流出事故による最悪の事態の想定 
*スリーマイル島事故の現実──
  冷却材流出事故によって実際に起きたこと 
*チェルノブイリ──設計上の欠陥による
  「反応度事故」(核連鎖反応の暴走) 
*「冷却材流出事故」も「反応度事故」も心配不要。
  安全なペブルベッド型原子炉 

14 核廃棄物 
*核廃棄物について、反核の立場から考えてみる 
*核廃棄物に関するわたしの見解──地下貯蔵計画を進めるべき 
*プルトニウムの毒性は過大評価されがち。
  胃から吸収されるという俗説も間違い 
*劣化ウランに関する事実と議論 

15 核融合制御 
*核融合制御実現のための三つの方法 
*A トカマク核融合炉 
*B レーザー核融合 
*C 常温核融合 

 

U巻 目次


●第四講 宇宙空間の利用
16 衛星の基礎知識@
17 衛星の基礎知識A
18 重力を応用したテクノロジー
19 人類の宇宙進出
20 不可視光線による監視

●第五講 地球温暖化
21 温室効果
22 証拠@
23 証拠A
24 役に立たない解決策
25 誰にでも実行可能な解決法@
26 誰にでも実行可能な解決法A
27 新しいテクノロジー

 



These are our most popular posts:

次元 - Wikipedia

自然科学においては、物理量の自由度として考えられる要素の度合いを言い、物理的 単位の種類を記述するのに用いられる。 ... しかし、人との待ち合わせのときには建物の 階数や時間を指定する必要があるため、この観点からは我々は4次元空間に生きている とも言える。 ... 私たちの住む世界は共時的には3つの向きへの広がりをもった実3次元 的な空間だととらえられる。 .... いくつかの系がことなる基本量によって記述されている 場合に、ある法則や方程式などから見かけ上の次元がことなる等式が現れるならば、 それは ... read more

天才の世界Ⅱ~歴史上の天才~

天才の世界Ⅱ~歴史上の天才~. ■ハンガリー人宇宙人説 現代社会は、天才であふれ ている。はずみで大魚をつかんだ運才、自称天才、エセ天才、ただの詐欺師。もちろん、 本物の天才もいる。もっとも、本物の天才ともなれば、ヒトとは限らない。染色体の数 ... read more

Amazon.co.jp: 今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈1 ...

レビュー対象商品: 今この世界を生きているあなたのためのサイエンス〈1〉 (単行本). テロリズム、エネルギー問題、原子力、地球温暖化など、今日私たちが直面する問題の 多くに科学が関わっています。著者はUC Berkeleyの物理の教授で、原著の ... read more

楽工社|出版物 『今この世界を生きているあなたのためのサイエンス Ⅰ』

米国国会が全米科学アカデミーに要請して行われた地球温暖化の証拠の見直し作業 においては、見直しを第三者として審査する審査官を務めた。また、米国PBS( ... 世界 中の人々がこれを見て、著者のもとにはこれまでに87ヵ国にも及ぶ国の人々からの 反響が寄せられている。 原著. Physics .... チェルノブイリ──設計上の欠陥による 「 反応度 ... read more

0 件のコメント:

コメントを投稿