Kaikoura
カイコウラは南島東海岸北部の港町です。ここは何といってもクジラを見たり、イルカと遊んだりできる場所として有名です。また、kai はマオリ語で「食べる」、koura は「クレイフィッシュ(伊勢エビ)」を意味することからもわかるように、クレイフィッシュを食べられる所でもあります。
■丘からの展望
カイコウラの町は南向きに太平洋に突きだした小さな半島の東の付け根にあたります。国道1号線をそれて、半島の真ん中を南に入っていく Scarborough Street を進んでいくと、半島中央部の高台に出ます。そこは展望地になっていて、太平洋とカイコウラの町を眺めることができます。
どこまでもきれいな太平洋と、緑に囲まれた町が一望できます。
右の写真は、ここから撮ったカイコウラのタウン・センター方面です。
■ホエール・ウォッチング
自然災害は、何が発生しない
カイコウラといえば、ホエール・ウォッチングです。船に乗ってクジラを見に行くというこのツアーは、Whale Watch Kaikoura ( という会社が実施しています。必ず予約が必要です。天候によっては船を出せないときがあるので、できればカイコウラで数日滞在した方がいいでしょう。また、朝早い出発の方が、条件がいいそうです。クライストチャーチからのバストセットになったツアーもあるようです。
わたしは、夏休みに、朝 7 時 15 分集合のツアーに参加しました。前日は夜まで雨が降っていたため、当日出航できるかどうか心配でしたが、天気は快晴で絶好のホエール・ウォッチング日和(?)になりました。ただ、波がやや高いようで、鉄道の駅のすぐ横にあるオフィスでチェックインしたときに見た案内板には、This condition may result in seasickness. と出ていました。もちろん船酔いの薬を飲んでおいたので、大丈夫でしたが...
熱帯低気圧アーリーン情報
さて、集合が完了すると、ビデオを見て簡単な説明を受けます。そのあと、バスに乗って半島西側の港に移動して、左の写真のような船に乗り込んででかけます。11 時前に帰ってくるまでの間に、4 度クジラを見ることができました。見られるクジラはマッコウクジラ(Sperm Whale)です。英語の sperm という名前が何だかすごいですね。見どころは潮吹きだけではありません。クジラは水面で呼吸を整えたあと、エサを求めて海中深く潜ります。そのときに勢いよくダイビングするため、尾びれが水の上にあらわれるんだそうです。このページのトップの写真は、そのダイナミックな瞬間です。船に乗っているマオリ人のガイドさんが、「もうすぐダイビングしますよ」と教えてくれるので、シャッターチャンスを逃すこともありません。ただし、船の揺れは相当です。(^_^;)
間近で見る巨大なクジラは、本当に迫力があります。よく言われることですが、人間は小さい存在だということを実感させてくれます。クジラに会うこと自体が、大きな感動でした。
クルージングの最後には、イルカの群を� �かまえてくれます。イルカが群になってジャンプしながら泳いでいるところをたっぷりと観察してから、港に帰りました。
■シーフード
ピンクの不況のガラスプレート
カイコウラでは、ぜひシーフードを試してみたいです。クレイフィッシュは、フィッシュ&チップスのお店でも売っていました。わたしは、生で食べたかったので、レストランには行かず、魚屋さんに行きました。
半島の東側にあるタウンセンターからまっすぐに海岸沿いに Esplanade と呼ばれる道が走っています。これをしばらく行くと、左折して波止場の方へ向かう道があります。それを突き当たりまで行くと、FISH と赤い字で書かれた建物があり、それが魚屋さんです。クレイフィッシュのほか貝類も何種類かおいてありました。店先に出ていたのはゆでた海老でしたので、生はないかと尋ね、売ってもらいました。モーテルに帰ってから、何とかさばき、刺身で食べました。最高でした。(^^)
レストランも、いいお店があるようです。左下のクレイフィッシュの看板は Lobster Inn というお店ですし、右下のグリーン・シェル・マッスル(Green Shell Mussel)と呼ばれるニュージーランド産のムール貝とクジラのしっぽを看板にしているのは、Mussel Boys というお店です。
わたしは、Mussel Boys でマッスルのワイン蒸しを食べてみました。ジューシーで大粒で、とてもおいしかったです。もっとも、マッスルは、ニュージーランド中どこでも(安く)食べられます。
■オットセイのコロニー
Esplanade をそのまま真っ直ぐ進んで半島の先端まで行くと、オットセイのコロニーに着きます。ガイドブックによっては、駐車場に車を停めて少し歩くようなことが書いてあります。実際、少し行ったところにコロニーがあるようです。しかし、オットセイを見るだけであれば、歩く必要はまったくありません。
駐車場のすぐ横の歩道に、オットセイが上がり込んでいるんです。人間が近づくことに対して無警戒ではありませんが、かなり近くまでいくことができます。オットセイの鼻息やにおいを感じることまでできますよ。さらに、すぐ脇の海辺には何頭ものオットセイが寝転がっていました。
■オハウ・ポイント(Ohau Point)
カイコウラから国道1号線を少し北上すると、道路の海側がルックアウトになっている所があります。看板に寄れば、ここはオハウ・ポイントというところです。車を停めて、海岸を見下ろしてみると、オットセイがたくさんいます。どうやら、オットセイの繁殖地のようです。
人間に見られていることなんか何にも気にしていない様子のオットセイが、何とものんびりしていて、うらやましく思えてきます。ニュージーランドの南島では、あちこちでオットセイを見ることができるので、ツアーなどに参加する必要はありません。ただで、いくらでも近くで見られますよ。
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